以前、Google EarthをInternet Explorer内や、Visual Basicで使えるようにするという非公認のActiveXコントロールを紹介いたしました。これを利用したツールとして、カプチ2氏が作成いたしました「Mqo2Kml」も紹介したかと思います。非公認ながらこいつはかなり優れもので、これまた非公開ながらAPIを利用してプログラム側から叩いてやると、Google Earthフリー版は持っていない「PATH機能」をツール上で補助してやったり、はたまた、独自のGUIを持ったGoogle Earthというのも作れたりするわけです。
しばらく見ていなかったのですが、小耳に挟んだ情報によると、どうやらMozilla FireFoxでもこのプラグインが使えるようになったとか。ということで早速FireFoxをダウンロードしてきて、さらにこのプラグインを再度セットアップしなおしました。
結論からいうと、駄目でした。いやいやちょっと待て。これはおかしいぞ?ということで調べてみたところ、プラグインフォルダにはそれらしいものが入っていない!しかも、セットアップ中に本の一瞬Thunderbirdの文字が・・・ということで、Mozilla Thunderbird愛好家の自分はThunderbirdのプラグインフォルダを見てみるとnpgeplugin.dllと、npgeplugin.xptというファイルを発見。これをFireFoxのプラグインにコピーしてやったら見事動きました。
ということで作者さんには早速直していただきたい次第なんですが、インストーラがどうやらFireFoxではなく、ThunderbirdのことをFireFoxと勘違いしたようで、プラグインのインストール先を完全に間違うというバグのようです。Thunderbirdを使っていない人は問題ないかと思いますが、一応動かなかった人は試してみてください。
このプラグイン自体、そのほか設定はなにも必要とせず、IEの時のように、このプラグインを要求するページにいくと自動的に立ち上がり、ウェブの中でGoogle Earthが動きます。さらにウェブサイト自体にいくつかサンプルが用意されていて、どうやったらウェブの中で動いているGEに情報を渡すことが出来るか参考になると思います。ついでに長らく更新が出来ずにいた、カプチ2氏のコンバータに関してもまとめを書き直しました。このコンバータは、このActiveXコントロールを取り込み、PATHを作成することのできる機能を追加していただきました。高度も色もビジュアルに設定できる優れもので、なにより使い慣れたExcelで実現されているので、抵抗感が少ないと思います。
ロシアエリアも大分オーバーレイが充実してきましたが、莫大な領土を誇るロシア共和国をカバーするには今よりも数十倍の衛星写真が必要です。とはいえ、大半はタイガであったり、ツンドラであったりするので、果たしてそこまで高解像度の衛星写真が必要か?といわれればちょっとだけ疑問符が出たりするわけですが、樺太あたりはもうちょっと多くてもいいかもしれませんね。
さて、今回作成したオーバーレイはGPS Visualyzerを用いて作成したもので、以前見た時はどこにあるのかわからずあきらめたダイヤモンド鉱山のオーバーレイです。まえにプラチナ鉱山を紹介したことがありましたが、自分のサイトでは基本的に名所の紹介などは滅多にありません。やっぱり、種明かしはなるべくしたくないというのが自説であるのと、どちらかというと応用例やらオーバーレイで学術的に楽しむとかそういった方向性を持っていたりするからです。
今回のここはミールヌイ鉱山といい、ダイヤモンドの鉱山だとか。世界のダイヤモンド市場を操っているほどにダイヤの生産で有名な場所のようで、Google Earthで見ると、前回紹介したプラチナ鉱山と一緒でピンク色の気持悪い地形になっています。ところがこれ、いわゆる編集ミスというかそういった類のもので、このオーバーレイで見ると非常に綺麗なすり鉢状の地形を見ることができます。残念なのはこのすり鉢状の鉱山には高度の情報が存在せず、ぼっくりあいた穴を3次元で見ることができません。Googleに期待です。
ここミールヌイは現在は早くも雪らしきものがパラパラ降り始めているくらいの寒い場所で、いかにもシベリアっていう感じのエリアです。ここのダイヤ鉱山を仕切っているのは、ロシア国営企業アルロサ社ということです。ダイヤといえば抜群の高度を誇る炭素の結晶ですが、燃えると二酸化炭素となって消滅しますし、叩けば割れます。あなたの持っているダイヤもこのミールヌイで採掘された品かもしれない・・そう思うと、この奇妙なすり鉢状の地形も親近感が沸いてきませんか?
|
⇒コメント&トラックバック
TrackBack Ping URL : http://virtual.haru.gs/receivetb.cgi/2006-09-06
|